電子ピアノと生ピアノの比較② 子供に与えるならどっち?(生ピアノ編)

こんにちは!ふぅです。

以前、電子ピアノと生ピアノの比較ということで、電子ピアノで得られた力についてお話ししました。

こちらの投稿です。

https://wp.me/p9i5oG-8N

ただ、私が電子ピアノを全力でおすすめできるかというと、そうではありません。

ある時、普段から生ピアノを弾いている人のピアノの音色を聞き、自分との差に愕然としてしまいます。

そんなエピソードも交えつつ、今日は生ピアノについて語りたいと思います。

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表現力の差が歴然

私は20年間電子ピアノで練習してきており、生ピアノを弾いたことは数えるほどしかありません。

ですが、自分の電子ピアノは生ピアノに比べて鍵盤も重かったため、生ピアノと変わらない練習が出来ていると思っていました。

でも、普段から生ピアノを弾いている人の音は、私が同じ生ピアノを弾いた時の音とは豊かさが全く違いました。

細かな音の違いを感じ取る力、それらを弾き分ける力の差が音に現れたのです。

生ピアノと電子ピアノの根本的な違い

ではなぜ、生ピアノでの練習と電子ピアノでの練習とで音色に差が生まれたのでしょうか?

その理由は、電子ピアノの出せる音の種類が、生ピアノよりも格段に少ないことだと考えられます。

ここで、電子ピアノの音の仕組みを説明しておきましょう。

まず、生ピアノの音を、強いもの、弱いもの…、というように何種類か録音しておきます。

鍵盤が押されると、センサーによって叩く強さが検出され、「鍵盤が強く叩かれた」と感知すると強い音が、「弱く叩かれた」と感知すると、弱い音が出るようになっています。

電子ピアノは、多くの種類の音をあらかじめ録音しておくことで、生ピアノを再現しようとしているのです。

しかし、どんなに音の数を増やしても、あらかじめ録っていない音は電子ピアノでは鳴らせません。

生ピアノの音はとてもバリエーションがあり、あらかじめ録っておける音はその中のほんの一部です。

そのため、電子ピアノで出せる音の種類は生ピアノよりも格段に少なくなってしまうのです。

(もちろん、私が電子ピアノを買った20年前よりは、電子ピアノも生ピアノに近づいてきてはいますが、電子ピアノで再現出来る音の数に限界があるということは変わりません)

生ピアノは、ほんの少しでもタッチを変えると、全く違った音が出ます。

そのような繊細な音に毎日触れ、違いを感じることで、音への感性や表現力が磨かれていくのです。

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生ピアノは楽しい

そして、もう一つ付け加えたいのは、やっぱり生ピアノで音を鳴らすのは楽しいです。

私は友達の家に生ピアノがあると、その音が気持ちよくてずーっと弾いていました。

音の響き方といい、和音の鳴り方といい…、
電子ピアノでは出せない複雑で繊細な音が出るので、本当に楽しいです。

ちょうど木のおもちゃに電気のおもちゃにはない温かみを感じるのと似ているでしょうか。
そのような本能に訴えかける差を感じます。

以上、「電子ピアノと生ピアノの比較」の生ピアノ編でした!

次回の投稿で、軽いまとめをして、シリーズを終えたいと思います。

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