こんにちは、ふぅです。
私は3歳の頃からピアノを始めましたが、その時から20年間ずっとお世話になっているのが、YAMAHAの電子ピアノ「CVP-92」です。
音色こそ生ピアノに敵わないといわれる電子ピアノですが、
電子ピアノには、ポピュラー音楽の素養を身につける上で見逃せない機能があるのです。
今日はその機能の紹介です。
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電子ピアノのメリット
電子ピアノのよかった点は次の3つです。
- ジャンルの感覚が身についた
- アドリブ演奏や作曲を楽しめた
- 移調への抵抗がなくなった
そのために役立った機能は、
- ジャンル別のデモソング
- 自動伴奏機能・多重録音機能
- トランスポーズ機能
です。
順番に詳しく見ていきますね。
ジャンルの幅を広げたデモソング
私の持っている電子ピアノは、各ジャンルに1曲ずつデモソングがありました。
ジャンルの名前が書かれたボタンを押すと、そのジャンルのデモソングが流れるようになっていたのです。
クラシック曲もありましたが、It’s all right with meなどのジャズや、ボサノヴァ、ロックもありました。
ボタン一つで鳴らせるので、よくかけて遊んでましたよ。
そのせいか、各ジャンルの特徴は何となくつかめたし、聞く音楽の幅も広がったのではないかと思います。
中にはデモソングを気に入って、そのジャンルにのめりこむこともありました。
ボサノヴァを聞くようになったのは、デモソングにあった「Desafinado」を気に入ったことがきっかけです。
種類豊富な自動伴奏で楽しく作曲
CVP-92では、「ドミソ」などの和音を鳴らすと、その和音に合った伴奏が自動で流れるようになっています。
エレクトーンのような機能があると考えると分かりやすいと思います。
また、この伴奏は録音することもできます。
私は、ピアノ教室で習った和音を弾いて伴奏を録音し、録音した伴奏に合わせてメロディを作って遊んでいました。
この遊びはアドリブ演奏や作曲へのいい導入になったのではないかと思います。
ちなみに、自動伴奏なしで2つ以上のパートを録音することもできます。
学校で習ったコーラスの全部のパートを弾いて響きを確かめたり、
自分で弾いたピアノの伴奏を録音した後に、他の楽器でメロディを弾いたり、
という遊びもよくやっていました。
(電子ピアノは機能がシンプルで分かりやすく、いじっていくうちに作曲の基本が身についていきました。もしかするとDTMソフトよりも作曲入門にはいいのではないでしょうか。今時のDTMソフトは機能が複雑すぎて、初心者にはとっつきにくいので。)
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移調に馴染めたのはトランスポーズボタンのおかげ?
もしお子さんが絶対音感を持っている、あるいは身に付けさせる予定ということでありましたら、移調にも抵抗がない様にしてあげることをお勧めします。
移調とは、曲のキーを上げたり下げたりすることです。
歌に伴奏をつける時は、歌手の方の声の高さに合わせるために、曲のキーを変えなければなりません。
この「曲のキーを変える」という作業が「移調」であり、ポピュラーピアノには必須の能力です。
ところが、絶対音感を持つ人の中には移調に抵抗を持つ人もおり、中には移調されると何の曲か分からない人もいるようです。
(参考記事: http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-145.html 絶対音感についての解説も当たっているところが多いので、もしよろしければ読んでみてください。移調に抵抗がある人は私の知り合いの絶対音感持ちにもいます。もちろん、絶対音感を持っていて移調に抵抗がない人も大勢いるはずです。)
私は絶対音感を持っていますが、曲のキーを変えるということにはそこまで抵抗はなく、簡単な曲であれば移調も難なくできました。
電子ピアノは「トランスポーズ機能」というものがついていて録音した曲のキーを変えたりすることができるので、移調に慣れるきっかけにはなったのかもしれません。
もし移調に抵抗があったら…、
- カラオケで他の人がキーを変えて歌うのを聞くのがつらくなります。
- 自分が歌う時にも自分の声の高さに合わせてキーを変えることができません。
- 他の人の伴奏でキーを上げ下げするように頼まれても応じられません。
などの困ったことが起きてしまいます。
自分も絶対音感を持っていてこのようになる可能性は大いにあったので、そうならなくてよかったなとほっとしています。
まとめ
電子ピアノのメリットは次の3つでした。
- ジャンルの感覚が身についた
- アドリブ演奏や作曲を楽しめた
- 移調への抵抗がなくなった
これらをまとめると、電子ピアノでは、多様なジャンルの音楽への対応力が身につくと言えそうです。
あらゆるジャンルへの対応力は、ポピュラー音楽には不可欠ですね。
ここまで電子ピアノのメリットを解説していきましたが、生ピアノの方がよかったかな…?と後悔した場面も多々ありました。
次の記事ではそれを説明します。
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