こんにちは、ふぅです。
今日は移動ドとは何か?についてお話します。
移動ドは慣れるととても使い勝手のいいものですが、初めて聞く方にとってはややこしいもの…。
そこで、移動ドについてなるべくシンプルに説明してみました!
なので、読んでくださると嬉しいですm(__)m
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移動ドの前に
移動ドについてよく理解するためには、次のことを理解する必要があります。
- ドレミファソラシドには2種類ある
- 一つの曲の書き方は12種類
順番に説明していきますね。
ドレミファソラシドには2種類ある
まず抑えておきたいのが、「ドレミファソラシドには『固定ド』と『移動ド』の2種類がある」ということです。
移動ドを説明する前に、固定ドを一度整理しておきましょう。
ピアノを弾く時を考えて見てください。
もし「ドの音を鳴らしてください」と言われたら、
下の図の星印の鍵盤を押しますよね。
ここでいう「ド」は固定ドの「ド」であり、固定ドで「ド」と言われたら星のついた鍵盤を鳴らした時に出る音に決まります。
このように、「音名を言われたら音の高さがただ一つに決まる」というのが固定ドなのです。
「えっ、そんなの当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、移動ドはちょっと違います。
どう違うのかは後の方で説明します。
一つの曲の書き方は12種類
もう一つ移動ドを理解するために抑えておきたいのが、「一つの曲は12種類の書き方ができる」ということです。
例えば、かえるのうたという曲は次の12種類の書き方ができます。
これらは同じ「かえるのうた」ですが、キーが変わっています。
この12種類は、一番最初の音からのそれぞれの音の幅が変わらないため、同じ「かえるのうた」に聴こえるのです。
これらを固定ドで読むと、それぞれ、
「ドレミファミレド ミファソラソファミ」
「ド♯レ♯ミ♯ファ♯ミ♯レ♯ド♯ ミ♯ファ♯ソ♯ラ♯ソ♯ファ♯ミ♯」
「レミファ♯ ソファ♯ミレ ファ♯ソラシラソファ♯」
…
というように、違う読み方になりますね。
しかし、移動ドで読めば、この12種類は全て
「ドレミファミレド ミファソラソファミ」
となります。
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移動ドとは
前章では、かえるのうたの表し方は実は12種類あり、この12種類を移動ドで表すと全て「ドレミファミレド ミファソラソファミ」となることをお伝えしました。
この移動ド読みの「ドレミファミレド ミファソラソファミ」という文字は、一番最初の音を「ド」と考えた時の、「ド」の音からの幅を表しています。
下の図の譜面は固定ド読みすると、「ファソラシ♭ラソファ ラシ♭ドレドシラ」ですが、これを移動ド読みする時は、最初の音を「ド」と考えて、後に続く音は一番最初の音をドと考えた時の高さで読みます。
二番目の音は「ド」の音より一つ高いので「レ」、三番目の音は「ド」の音より二つ高いので「ミ」となります。
こんな感じで全部を移動ド読みすると、「ドレミファミレド ミファソラソファミ」ですね。
このように、移動ドは曲の中のある音を基準とした時の音の高さを表すのです。
ちなみに先ほど、「『音名を言われたら音の高さがただ一つに決まる』というのが固定ド」と言いましたが、移動ドのドレミファソラシドは固定ドと違い、あくまで1曲の中での音の高さの関係を表すものなので、ある特定の音の高さを表しているわけではないのです。
基準の音は一番最初にあるとは限らない
先ほどの例では、基準になる「ド」の音は一番最初にありましたが、そうでないものもあります。
例えば「ちょうちょ」の移動ド読みは、
「ソミミ ファレレ ドレミファソソソ」
となり、基準の音は一番最初ではありません。
曲の中のどの音がドになるかを説明するのはちょっと難しいので、この説明は次回に回します。
まとめ
少し説明しきれなかった点もありますが、移動ドが大体どのようなものかがお分かりいただけるたら嬉しいですm(__)m
こういう基本的な概念って簡単に説明するの難しいですね…。
母に説明した時も結構手こずりました(・・; (母はエレクトーンをかじった程度)
もし何か分からないことがあれば、コメントくださいm(__)m
私の知識の範囲内にはなりますが、答えていきたいと思います!
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