音楽を楽しめるようになるまで②の補足。歌手のオーディションを受ける。

おはようございます、ふぅです。

以前の投稿で、「私が音楽を続ける理由」と題して、これまでの音楽生活を振り返りました。


この2番目の投稿の最初の章で休養期間について振り返っているのですが、実はこの章の中だけで4年が経過しています。

この4年間の中に、今思うと恥ずかしいエピソードが混じっていたので、そこには触れないようにしていたのですが、
「この話なしに音楽生活の変化は語れない」と思ったので、触れることにしました。

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4年間の大まかな流れ

まずはこの4年間をざっくり振り返ってみます。

2013年:大学2年。病気を発症、部活を辞める。寝込みながらも好きな音楽聴く。

2014年:大学3年(休学)。資格試験、生物の勉強。物理学科から生物学科に転学科する。

2015年:大学2年(生物学科)。転学科したので学年を遡る。この頃は研究者になろうと思っており、生物の勉強に力を入れていた。

2016年:大学3年(生物学科)。音楽生活を充実させるために動き出す。詳しくはこれから書きます。

見ての通り、2015年までは音楽関係のことは何もないので、今日は2016年の話をします。

変化の年、2016年

就活を始めるも…。

上にも書いたように、転学科してからは研究者を目指して勉強していたわけですが、2016年の6月から突然頭が回らなくなり、今まで読めていた本が読めなくなりました。

その時から
「自分は本当に研究者を目指したかったのか?
たまたまいい大学に行ったから、そういう進路しかないと思い込んでただけじゃないのか?」

という疑問を持つようになり、就活を始めました。

そこでとある会社の1Dayインターンに行ったのですが…、

「何か違う!この道に行ったらまた潰れる!」
と感じてしまったのです。

インターンは、数人のグループで新しい企画案を作り、それをプレゼンするというものだったのですが、ここでの話し合いの場にどうも馴染めませんでした。

私は会議のような、大人数で話し合う場が苦手で、話の流れについていけなかったり、周りの話す日本語が理解できずに聞き返したりということがよくあったのですが、今回もそうでした。

これは普通の企業に入ったらかなり厳しいのでは?と思い、他の道を探し始めます。

そうやってスマホをいじっていた時に目に留まったのが、歌のオーディションの広告でした。

今思えば浅はかでしたが、「音楽なら何とかなるかもしれない!」と思ってしまい、オーディションを受けることにしたのです。

歌手のオーディションを受ける

みなさまはお察しかと思いますが、そのような半端な気持ちではオーディションに受かるはずもありません。

でも、こうして動いたことは、間違いなく音楽生活のターニングポイントになりました。

一番良かったことは、「自分がこれまでいかに主体的な音楽活動をしていなかったか」に気づけたことです。

オーディションの中では

「普段ライブとかやってるの?」

「何人集客した?」

「今までに何曲作った?」

「ピアノで今すぐ何か弾ける?(今すぐ弾けないと弾けないとみなされる)」

といったことを聞かれました。

私は当時、部活や発表会以外でライブをしたことがなく、メロとコードしかできてない曲が10曲あるかないかでした。
ピアノもすぐに弾けなかったので、これらの質問は全滅です。

これで音楽の道に進もうと思うなんて、もう笑うしかありませんね(笑)

思い返せば、高校時代は部活としてライブの機会が与えられたからライブをやっていただけだったし、大学に入ってからも同様でした。

自分がライブをやりたいからメンバーを集めてライブをするとか、自分が表現したいものがあるから作曲をしてネット上で発表するとか、そういう主体性に欠けていたのです。

「このような受け身な姿勢では、自分の音楽に対する想いをくすぶらせたまま終わってしまう…!」
という危機感から始めたのが「作曲」でした。

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作曲は楽しいけど…、

一念発起して作曲を始めた私でしたが、思うように作業が進みません。
特にアレンジでは、なかなか自分が求めている音にならず、苦戦しました。

やっと1曲が完成して、仲間からもいいリアクションがもらえたのですが、
「趣味としてのんびりやるのはいいけど、これを仕事にするのはちょっとな…、」と思いましたね。

そこで、もう少し機械作業に近いもので音楽に関わる方法はないものかと探し、興味を持ったのが、

  • ピアノ調律
  • 楽器製作

でした。

このうちピアノ調律は力仕事もあって体力的に厳しいことが分かったので、楽器製作の道を考えました。

楽器から和楽器へ。そして…、

楽器製作といっても、楽器職人が活躍できる楽器はバイオリンやギターなど、ごく一部です。
今時は機械化が進んでいるので、楽器職人の需要も減っているんですね。

でも、自分がバイオリンやギターに一生懸けられるかと考えた時、「違うな」と思いました。
そこで、他に楽器職人が活躍できる楽器を探したのですが、この時に思いついたのが和楽器だったのです。

「和楽器を作るからには、和楽器のことを知らなければ!」
と思い参加したのが和楽器もくもくの会でした。

和楽器もくもくの会とは、和楽器を演奏する人や、和楽器に興味をもつ人のための交流イベントです。
和楽器を持ってなくても参加でき、他の方の楽器を演奏させてもらえました。

尺八、三味線、月琴、琵琶…、
どれも初めて触るもので、本当に刺激的でした。

そして最後にお話ししたのが自作の篠笛を持ってきた方でした。
この方こそ、前の記事でも書いた、私の運命を変えた女性だったのです。

楽器製作のことで話が弾んだ後、彼女が即興セッションを主催していることを聞きます。
この即興セッションは、どちらかというと現代音楽に近く、日用品や手作り楽器なども使えるものでした。

西洋音楽の調性にとらわれないジャンルに興味があった私は、
「面白そう!」
と参加を決めました。

この出会いをきっかけに、音楽人生が大きく動き出したのです…。

まとめ

というわけで、今日は私の現実逃避について音楽生活の変化のきっかけについてでした!

それにしても、当時の私は身の程知らずでしたね。

だって、長時間座り続けるのも辛くなる私が、普通に就職したり、歌手になったり、楽器職人を目指したり…ということを考えて行動しちゃうんですから。
(「でも結果出してないじゃん」と突っ込まれると「ギクッ!」としてしまいます(^^; )

次の記事では、今度こそ、これからの活動についても書きたいと思います。

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