Bill Evans Trioの各時代のCD比較。メンバーで音色も変わる!

こんにちは、ふぅです。
みなさんは、Bill Evans TrioのメンバーがCDによって違うって知っていましたか?

メンバーがCDごとに違うのは言われてみれば当然かもしれませんが、実際にBill Evans以外のメンバーの違いを意識してCDを聞いている方はそう多くはないと思います。

私も今までは他のメンバーの違いなんて意識したこともありませんでした。
でも、こうしてメンバーの違いを意識して音を聞き比べてみると、共演者によって演奏が全然違うのです!

というわけで、今回はBill Evans Trioのメンバー変遷をざっくりとまとめてみました。

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スコット・ラファロ(ba)とポール・モチアン(dr)トリオ(1959〜1961)

Bill Evans初のトリオ。
ベースやドラムが、単なる伴奏ではなく、ピアノに絡み合うような旋律を奏でるのが特徴です。
この頃のアルバム「Waltz For Debby」はジャズを代表する名盤と言われています。
1961年にスコットが交通事故で亡くなるまで、この編成は続きました。

この頃のアルバムはこちら↓

「スコットのベースとの絡みは恋人のようだ」とは聞いていたのですが、まさしくその通りですね。聴いていても心地いいです。
彼のベースはピアノの呼吸ともぴったりで、優しく寄り添うような音色がします。

エディ・ゴメス(b)、マーティ・モレル(dr)トリオ(1969〜1975)

もっとも長期間続いたトリオ。
今発掘され、CD化されている音源は、大体この時期のものです。

音源はこちら↓

先ほどのスコットとのトリオよりも各パートの自己主張が強い気がするのは私だけでしょうか?

マーティ・モレルが家族のためにメンバーを脱退すると、ドラムはエリオット・ジグモンドに変わります。

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マーク・ジョンソン(b)、ジョー・ラバーバラ(dr)トリオ(1978〜)

ラストトリオ。
Bill Evansはこの頃、薬物中毒が祟り、メンバーの二人も休養を勧めるほどでした。
しかし彼は、1980年に亡くなる直前まで演奏を続けます。
死因は、肝硬変ならびに出血性潰瘍による失血性ショック死でした。

この頃の音源です↓

この頃のBill Evansのピアノは、どこか不安定で、 突き刺さるような感じがします。
彼の精神状態が表れているのでしょうか?

でも、そんな不安定さが魅力的であったりもします。

まとめ

基本的にWikiを参考にしています。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ビル・エヴァンス
個人的に一番おすすめなのは最初に紹介した、スコットとのトリオです。
これを頭に入れてCDを聴いてみると、世界が変わるかもしれません(^^)

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