コード理論を勉強してると出てくるのが、「Ⅴ7→Ⅰと進行すると、安定する」という言葉。
Ⅴ7→Ⅰの解決感を味わうことは、コード理論を学ぶ上での基礎になっているので、何度も弾いて感覚を掴んでおきたいところです。
しかし、中には
「実際に弾いてみたけど、全く安定して聞こえない」
という方もいるのではないでしょうか?
もしそう思ったとすれば、ある決定的なミスを犯していた可能性が高いです。
今日はその対策についてお伝えします。
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G7→Cが安定して聞こえない時の対処法
ひとまずこの譜面の通りに弾いてみてください。
これだと安定して聞こえたのではないでしょうか?
※もし安定して聞こえないという方がいらっしゃったら、コメント下さい。
ぜひお友達になりましょう!!(こういう変わった(?)感覚は個人的に好きです。)
今まで安定して聞こえなかった原因
もしかしたらあなたは次のように弾いていたかもしれませんね。
コード理論の本のダイアトニックコードの表には、G7とCはこのように書かれているので、これをそのまま弾くとこうなります。
(「ダイアトニックコード」が分からない方は気にしなくてOKです。)
でも、このように弾くと、「なんか変…。」となる人も出てきてしまうのです。
これにはちゃんとした理由があり、あなたの耳がおかしい訳ではありません。
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和音の中の最高音の動きが大事
先ほどの和音が安定して聞こえなかった理由は、和音の中の最高音の動きにあります。
先ほどの不安定な進行では、それぞれの和音の中の一番高い音が大きく動いていました。
下の譜面の赤い丸で囲った音を見てください。
(増4度が分からなければ無視してください。意味が気になる方は、こちらの投稿もご覧ください。)
これに対し、最初の和音の一番高い音は、半音分という小さい幅でしか動いていません。
このように、和音の中の一番高い音の動きは、安定して聞こえるかどうかを大きく左右してしまうのです。
まとめ
いくつか見慣れない用語もあったかもしれませんが、ここでは気にしなくて大丈夫です。
もしご質問いただければお答えします。
「半音」「増4度」の度数がよく分からない方はこちらの投稿も参考にしてください。↓
これは実際に作曲初心者の友人から受けた相談だったので、もしかしたら他にも同じように感じて先に進めない方はいるのでは…?と思い、投稿しました。
もし疑問、質問などがありましたら、ぜひぜひコメント下さい!
「こんな当たり前のこと聞いていいのかな…?」、と思っても大丈夫です。
そのようなご質問にはしっかりお答えしようと思います。
ずっと悩んでたけど誰にも聞けなくて…、というあなたの力になれたら嬉しいです(^^)
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