ウクレレベースvsバイオリンベースvsアコースティックベースvs普通のベース。生音や大きさの比較。

こんにちは、ふぅです。

おととい父とアコースティックベースの下見に行ってきました。

父がベースを買おうと言い出したのですが、エレキベースは人を寄せ付けないというか、金属くさい印象があって、弾き続けられる気がしませんでした。

そこで見つけたのがアコースティックベース。見た目はアコースティックギターですが、弦が4本しかなく、ギターよりも弦が太いです。

(出典: http://hny.blkt.net/entry/2016/02/06/141527)

アコースティックベースは弾いたことがなかったので、楽器店に行って音色や持った感触などを確かめてきました。

今日はそのレポートです。

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家での下調べ

私の家にはアコースティックギターがあったのですが、大きすぎて全く弾く気になれないので、軽くて小さいものを探すことに。

すると、ウクレレサイズで1kg程度のウクレレベースというものを発見。

ただ、ウクレレベースは基本シリコン弦(ゴムのような感じ)で、動画で音を聞いてみてもちょっとボワっとしてる…。

(引用元:https://www.music-plant.com/webshop/upload/save_image/53037.jpg)
それで他を探したら金属弦のウクレレベース(KALA UBASS-EM-FSRW)があるとのこと。
どうも金属弦のウクレレベースはシリコン弦よりもエレキベースに近い音がするらしいです。

普通のベースに近い音を求めていたわけではないのですが、ボワッとするのがなくなるのを期待して、実物を見に行ってみることにしました。

店での試奏レポート

とはいったものの、金属弦のウクレレベースはもう売り切れていたので、いろんな種類のベースの比較みたいになってしまいました(><)
→金属弦のウクレレベースについてはこちらの記事に書きました。

今回比較するのは次の4種類のベースです。

  • ウクレレベース
  • バイオリンベース
  • 普通のアコースティックベース
  • 普通のエレキベース

では比較レポートに移ります。

ウクレレベース

店員さんに、探していたベースを弾かせてもらえないか頼んだところ、「もうその商品はない」とのこと。

仕方がないので、本体が同じで弦だけが違う、KALAのU-BASS-RM-FLがあったのでそれを弾かせてもらう。

持ってみると、ほとんど重さを感じないくらい軽い。これなら持ち運びもしやすそう。
重さは1kgほどで、片手でも軽々持てる。

サイズもうちにあるアコースティックギターより2周りくらい?小さい。

スケールの長さはショートスケールより20cm以上短い21インチ(約53cm)で、全長は約74cm。

中が空洞で軽い人間の赤ちゃんのレプリカを持ったらこんな感覚になるのかもしれない。
(スペック詳細はこちら)

実際に弾いてみた。
生音はBGMが鳴っているとBGMに掻き消されて聞こえなくなるが、静かな場所なら聞こえる。

音も思ったほど悪くない。あと、軽くて小さいので「スケールに手が届かない!」ということもなく、弾くのが苦痛にならない。
これなら楽しんで練習できそう。

アンプを通した音は、やはり低音がもやっとしていた。
これは楽器の仕様らしい。

他の方の試奏動画はこちら↓


弦の種類が少し違うかもしれないが、大体このような音だったはず。

今回はKALAのU-BASS-RM-FL (5万円)と、それより高価なSHというメーカーのUBS-301FLという機種(10万円)を弾き比べたが、SHのものの方が高額だからか、音色がすっきりしていた。

あと気になっていたのはシリコン弦の耐久性だが、店員さんによると、「シリコン弦は金属弦より長持ちする」とのこと。
普通の金属弦は2,3ヶ月で交換するのに対し、シリコン弦は1年もつらしい。

追記:こちらの投稿の一番最後に、金属弦のウクレレベースを紹介しています。


ウクレレベース以外の小さいベースも紹介しているので、よろしければどうぞm(__)m

バイオリンベース

ウクレレベースの次に軽いベースを尋ねたら、Hofnerのバイオリンベースを勧められた。

バイオリンベースは約2.3kg(5lbs(ポンド))で、ウクレレベースの倍重い。
(スペック詳細はこちら)

ショートスケールとは言いつつも、全長は約117cmで、ウクレレベースと比べるとずっと風格がある。
これは結構堪えるのでは?と思ったが重さに関してはそうでもなかった。

持った感じはウクレレベースよりはずしっときたが、弾いている時には重さは気にならなかった。

音はそこまで嫌いじゃなかったかな。
生音は出ないけど、音色はウッドベース寄りだった気がする。


ただ問題なのは、フレットに指が届きにくいこと。
これを克服してまで弾きたいか…、と言われるとNOだと思った。

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ロングスケールのアコースティックベース

ショートスケールでこれじゃ、普通のベースは絶望的かと思われたが、一応普通のアコースティックベースも試してみる。

店員さんに「普通のアコースティックベースはありますか?」と聞くと、「大きいのであまりお勧めはできませんが…」と言いつつもMartinのB-65というものを出してくれた。
→商品ページはこちら

Martinのこの機種は普通のロングスケール。(注: ショートスケールの次に長いのはミディアムスケールですが、標準的な長さはロングスケールです。詳しくはこちらのサイトにあります。)

全長はおそらく普通のベースと同じ、約127cm。(→普通のベースの長さはこのサイトから推定しました。)
見た目にも大きく、こりゃ絶対無理だと思った。

でも実際に弾いてみると、生音がしっかり出るので楽しい!
ウクレレベースはBGMに音が埋もれたが、このベースはBGM下でも音がしっかり聞こえる。

音色は低めのギターという感じ。ウッドベースとはちょっと違うかも。


こういう動画はアンプやマイクのセッティングのしかたでいくらでも音は変わってくるが、
生で弾いた感じに一番近いのがこの動画だと思う。

こういうきれいな音の動画もあるが、どうセッティングしたらこんなにきれいになるのかが気になる。

ただ、値段がセールでも約15万、定価約21万で高かったので、購入は断念。
あとから考えると、これを持ち運ぶのはちょっと辛いかも。

普通のエレキベース

最後に一応普通のロングスケールのエレキベースも弾いてみる。サイズも大きく全長約127cm。持った感じもかなりずしっときた。
平均で大体4kgはあるのを考えると納得。

さっき弾いたMartinのものは弾いてる時には重さを忘れたが、このベースは弾いてる時も重さを感じる。
指も届きにくく、持った時点で心が折れかけた。

音は普通のベースで、もちろん生音は聞こえない。
これは練習が続かない気がした。

ただ…、エレキベースはスラップができる。

ベースといえばスラップのイメージがあるので、もう少し軽くて小さいエレキベースなら検討してもいいと思った。

ちなみに、後で調べて分かったが、Martinのアコベは2.4kg(5.3lbs)で、バイオリンベースとそう変わらない。
こりゃ重く感じたわけだ。

まとめ

普通のベースで重いとか言い出している時点で私はかなりの甘ちゃんですね(XX)
ベーシストの皆さん、ごめんなさい(> <)

そして最後に、ど〜うしても言いたいことが一つあります。

「見たい楽器があるなら、必ず店に電話して在庫確認をしましょう!」

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